2024年度 関西東筑会総会・懇親会~「世代を超えて・地域を越えて」高らかに校歌鳴り響く~

初夏らしい眩しい太陽の日差し輝く5月18日土曜日、関西東筑会総会・懇親会が昨年に引き続き盛大に開催されました。今年の会場は大阪・桜ノ宮駅近くにあるTKP ガーデンシティ大阪リバーサイドホテル。大阪駅から二駅という利便性の高さにも関わらず、大阪都心の喧噪からは離れた隠れ家的な会場でした。

関西在住の当番期89期生は総勢7名。皆で考えたスローガンは「世代を超えて、地域を超えて:なにわで繋がる東筑の輪」。大阪という、ふるさとから遠く離れた土地で、年代を超えて皆が繋がれるような会でありたいという願いを込めました。

とりわけこだわったものは以下の2点です。

一つ目は、今の東筑高校や、生徒さんたちの様子をお伝えして、現役東筑生を応援できるような会にしたいということ。そのため、今年は東筑高校にお邪魔して、今の高校周辺の様子や、生徒さん達のインタビューなどを行って、当日上映することとしました。

もう一つは、校歌に徹底的にこだわった企画にしようということ。東筑生を繋ぐ最大のものはやはり校歌。89期の総力を挙げて、全力で校歌を楽しむための企画をいくつか考えました。

ただそのおかげで会場選びは難航しました。音響設備やステージ等がある会場は限られ、そこでもブラスバンドの生演奏を許してくれる会場はまれ。コロナ禍も過ぎ、主要な会場は1年前から予約で埋まっています。そんな中、様々な条件を唯一満たせたのがこの会場でした。

加えて、じわじわと進行する物価高も企画を難しくしました。企画を始めた頃に比べても、いろんなものの金額が上がって行きます。参加者数と予算とのにらめっこが直前まで続き、本当に赤字を出さずに無事開催できるのか、同期一堂はらはらしながらも、ついに懇親会当日を迎えました。この日のために全国から応援として集まってくれた89期同期は総勢45名。桜ノ宮駅から会場まで、案内役のスタッフは関西東筑会の法被をまとい、のぼりを掲げ、来場者を待ちました。

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写真1:のぼりを持って来場者をお出迎え

当日はまず、懇親会に先立って関西東筑会総会が行われました。無事全ての議案が承認され、予定よりも10分ほど早く懇親会がスタートしました。

オープニングは我々のこだわりの1つ、関西東筑会89期メンバーである野村淳一さんによるエレキギター演奏+DTMによる校歌演奏です。野村さん自身の編曲とアレンジにより、ロックなテイストに仕上がりました。以下で動画をぜひお楽しみ下さい。

https://youtu.be/sPgL_CU8Ubo

この演奏を皮切りに、懇親会がスタートしました。司会は89期の清家美和さん。芦屋ボートで活躍するプロのアナウンサーです。関西東筑会の林早苗会長の挨拶に引き続き、東筑高校の小川昇二郎校長先生(81期)、東筑会の深田 高一会長(62期)、東京東筑会の伊津野信之副会長(72期)そして、2024年度の東筑会総会懇親会当番期の秋月裕子会長(93期)にご挨拶を頂きました。

その後、関西東筑会幹事の橋本礒様(52期)のご発声により乾杯となり、懇親会がスタートしました。待ちかねたとばかり、あちらこちらで会話に花が咲きました。

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写真:乾杯の様子

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写真:懇親会の様子

途中、「東筑寄席」として、林家きく麿師匠(89期高田大輔)による落語が披露されました。演目は「首領(ドン)が行く!」。学校を舞台としたシュールなネタに、会場大爆笑のさすがの一席でした。

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写真:高倉健先輩ネタで始まったきく麿師匠による一席

そして、「私たちの東筑高校は今」の上映です。東筑高校周辺の様子、学食風景、部活動など、今の東筑高校の様子を伝える10分ほどの動画でした。青春まっただ中の生徒達の眩しい笑顔や、東筑会の先輩方に対する感謝の言葉などが語られ、とても感動的な動画に仕上がりました。また生徒達のしっかりとした眼差しと、自らの言葉で将来を語る姿を頼もしく思いました。そのおかげもあってか、東筑奨学会に対する参加者からのご寄付は例年をはるかに上回る金額となりました。ご協力頂いた皆様に心より感謝申し上げます。

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写真:動画上映中の一コマ

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写真:東筑奨学会へのご寄付に感謝申し上げます。

そして、会を締めくくったのもやはり校歌。富永純二相談役(66期)による校歌の解説に引き続き、89期応援部OBの3名による演舞と、吹奏楽部OBの8名による演奏により、関西東筑会恒例、校歌の大斉唱を3番まで歌いきりました。冒頭のみ動画でお楽しみ下さい。

https://youtu.be/57lGYKHYNsU

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写真:富永相談役による、校歌解説

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写真:右手を高々にエールを送る参加者の皆様

最後は、当番期代表の永松・副代表の清水より、次期当番期代表の石村孝志さん、副代表の野邊修邦さんに法被が手渡され、石村代表からは強い決意表明が行われました。そして、関西東筑会の小川誠吾副会長(70期)のご挨拶で閉会となりました。

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写真:90期代表 石村貴志さんによる決意表明

至らぬ点も多々ございましたが、多くの方々に「楽しかった」と言って頂けて、無事務めを果たせたのではないかと89期一堂胸をなで下ろしております。コロナ禍による中断を経ながらも、新たな伝統に向かって、88期より引き継いだ法被を90期に引き渡せたことは、何よりの喜びです。これからも関西東筑会のますますの発展のために、微力ながら貢献して参りたいと思います。

(89期代表 永松伸吾)